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その不調は要注意!エンジニアのメンタルヘルス情報

まずはメンタルヘルスの快復!ときには休職や退職も効果的

休職か退職…迷ったときの解決方法は?

休職か退職…迷ったときの解決方法は?

休職するか退職するか

メンタルヘルスの不調から仕事に行き詰まった場合、休職もしくは退職して、一旦心身を休めてみるのも必要でしょう。ただ、その際、休職と退職どちらを選択すべきか悩む人も多くいます。
そこで、それぞれのメリットとデメリットについて見ていきましょう。
ストレスの原因が話し合いや時間の経過で解決できるのであれば、一旦休職して様子をみるうちに良い方向に向かうことがあります。また、雇用も守られるので、無職になり路頭に迷う心配がないというのもメリットです。
しかし、ストレスの原因が物理的に解決が難しそうであれば、休職から復帰しても同じことの繰り返しかも…というデメリットが考えられるでしょう。
一方、退職した場合は、環境や人間関係を一新できて心的ストレスが一気に軽減できるというメリットがあります。同時に、無職になるので、経済面や転職活動に気を揉むというデメリットも生じるようです。
どちらも一長一短ありますが、今後の生活も考慮し、早まった判断をしないことが大切でしょう。

お金の心配について

休職もしくは退職すると収入がなくなるので、無理してでも仕事を続けるという人が中にはいるかもしれません。早まった判断は注意すべきですが、無理をして心身により負担をかけるのはもっと危険です。
お金のことが心配で仕事を離れられないのであれば、休職も退職も以下のような制度があるので利用してみてはいかがでしょう。もしくは、いざというときの拠り所として知っておくだけでも気持ちがラクになるかもしれません。
通常、休職中は無給ですが、社会保険料は免除されません。しかし、メンタルヘルスの不調に対して医師の診断がおりた場合、健康保険の「傷病手当金」制度が適用され、月給の3分の2ほどが支給されるケースもあるようです。つまり、全く収入がなくなるわけではないので、生活費や社会保険料に充てることもできると言えます。
また、退職した場合は、退職金や雇用保険の失業給付金の受給が可能です。受給できる期間は人によって異なりますが、当面は休養しながら転職に向けて心身を整えられるかもしれません。
このほかにも、関係機関へ相談することで家賃の補助があったり、年金の払込が免除になったりすることもあります。
お金の心配も大切ですが、まずは自分の心のケアを優先してはいかがでしょう。

困ったときは一人で判断しない

一般的に、メンタルヘルスが不調のときほど、大きな決断は一人でしないほうが良いと言われます。理由は、物事を考えるパワーが弱まっているため、より良い判断や選択ができない可能性があるからです。
休職にしても退職にしても、もちろん自分の気持は大切ですが、そのうえで信頼できる上司や家族、友人などに相談してみてはいかがでしょう。自分だけでは気がつかない打開策や選択肢、今後の展望などが見えてくるかもしれません。
明るい希望のある復職や転職につながるよう、一旦は俯瞰的に見てもらえる誰かに頼ってみるのもおすすめです。

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